秋のあめのひ

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狛さんたちのおはなし
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ざあざあと雨が降ります。

しとしとと雨が降ります。

雨に濡れ、茶色の葉がポトリ…
地面にすいこまれてゆきます。

ぽとぽとと雨が屋根をつたいます。

とっとっとっと雨が雨樋をおりてきます。

風が木の葉をゆらします。

ふわりふわりとゆらします。
ぱたぱたぱたとかけてゆきます。

今日は雨です。
お池の蛙もおやすみです。

人間たちもおやすみです。

今日は静かな森の中。

遠くで犬がないてます。






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# by denmosou | 2017-10-28 18:19 | 狛さんたちのおはなし | Comments(0)

あらし

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狛さんたちのおはなし
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あらしがやってきました。

風がゴウゴウと谷を巡り
人々の家を揺らしてゆきます。

屋根の隙間からボタボタと雨が落ち
水溜まりをつくってゆきます。

野山は水を吸収しようと手をひろげ
木々は水分を吸い上げようと力みます。

山は呼吸を強め、川は勢いを増し
海へ海へと溢れます。

山と海は
ひとつなのです。


山の一滴のお水が
海へと流れ着く。

あらしには
実は、そんなお役目もあるのかもしれません。







あらしが過ぎ去ったあと
こっそりと産み落とされていた命…


祈りの日…。


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# by denmosou | 2017-10-23 21:59 | 狛さんたちのおはなし | Comments(0)

秋のおはなしペチカ 005

イラストのおしごとを
させていただきました大阪市住吉区の
ことばの家さま(http://www.kotobanoie.net)の
お話会のおしらせです❇ . .
「秋のおはなしペチカ 005」

11月19日(日)14:00~15:30 予定

秋のおはなしペチカはドイツの童話作家
ミヒャエル・エンデの生誕を祝います。

エンデの作品のなかでも有名な 『モモ』 に登場する少年ジジの語った「魔法の鏡」
人々が “ 空想 ” と呼ぶその物語の世界には
人のこころを健やかにする豊かな宝物が溢れています。

美しい秋のひととき

心身を癒すライアーの音色と言語造形によるミヒャエル・エンデの物語なで、こころを満たしてみませんか。

演目:「魔法の鏡」(『モモ』より)
. 「おこぶちゃん」その他

語り:諏訪千晴(言語造形家)諏訪夏木(小学六年生) 諏訪かさね(小学三年生)
音楽:足利智子(タオ.タリタ.ティラルライアーetc)
場所:ことばの家 南海本線「帝塚山」駅 徒歩5分 阪堺上町線「姫松」駅 徒歩5分
大人:予約 2500円  当日 3000円
小学生以上:500円 (お茶とお菓子付き)

定員:20名 要予約(事前振込制)
詳しくは、ことばの家
http://www.kotobanoie.netまでお願いいたします*


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# by denmosou | 2017-10-20 23:01 | おしらせ | Comments(0)

小竹の酒呑童子

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狛さんたちのおはなし
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とあるお山に酒呑童子と呼ばれる
鬼が住んでおりました。

ずうっとずうっと昔からいるので
何故、酒呑童子という名になったのか知るものもなく
ただ大酒呑みの恐ろしい鬼なのだろうと
酒呑童子のお堂に近づくものは誰もおりませんでした。

…というのは…
実は人間に限ったことだったのです。

この酒呑童子、頭には二本の角
口には牙も生えており
昔々はお山の動物たちにも恐れられておりましたが

木々や草花、風は童子の心を知っていたので
共に語りあっておりました。

この童子、声もよいので
いつしか心地よい歌声につられて小鳥たちがさえずり
また、それに合わせて動物たちも近づくようになりました。
そんな動物たちの中には傷ついたものもおりましたので
自ら造り出した酒を元に薬をつくり看病したりと
非常に心根の優しい鬼でございました。

いつしか酒呑童子のまわりにはいつも山の生き物が寄り添い
酒呑童子の歌声にあわせて鳥たちがさえずっておりました。

そんなわけですから、お山のふもとの人々が
楽しげな音色に引き寄せられたのでは?と思うでしょう。

しかしあまりにも、この童子の根が優しく可愛らしいので
歌声は木々や風が天へと舞い上げ
ふもとに届くことはありませんでした。

今でもひっそりと酒呑童子は山奥で暮らしております。

もし風と共にどこか遠いところから音色が聞こえてきたら

あなたも童子と似たような心根なのかもしれません。

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# by denmosou | 2017-10-19 13:11 | 狛さんたちのおはなし | Comments(0)

鹿さん

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狛さんたちのおはなし
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あるところに綺麗な鹿さんがおりました。


夜になって、みんなが寝静まると
誰もいないお岩へのぼって
遠く遠くのお星さまをみては
なんとなく切ないような…あったかいような
心の奥が少し、くすぐられるような
なんとも言えない気持ちになっておりました。

ある日…星が今までにないほど、またたく夜に
いつものように鹿さんが
お岩で星たちに想いをよせておりますと…

突然ポタポタと大粒の雨が鹿さんの額を濡らしました。

今まで、雨のふる日は
なんとなく匂いで分かったので
お岩へは行きませんでしたが
この日は違いました。

不思議に思いながらも
ポタポタ落ちてくる雨が心地よくて
そのまま空を眺めておりましたら

ポタッ…ポタッ…とおちてく雫が鱗となり
少しずつ鹿さんの体を包んでゆきます。

けれど鹿さんはまだ、お空をみあげたまま…

大粒の雨が小粒に変わったころ…

鹿さんがふと足元をみると
足から大きくて鋭い爪が生えております。

ビックリしましたが、心は懐かしさに溢れ
涙も溢れてきます。

そうだ私は龍だったんだ。

そう思ったとたん…涙が川となり
鹿さんのからだは天へと昇ってしまいました。


日がのぼり
一頭の綺麗な鹿さんは消えておりました。

そして同じく、みんなの記憶からも一頭の鹿さんが消えておりました。

仲間の鹿さんは、また新たな日を迎え、また春にむけ命を繋いでゆくのでした。

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# by denmosou | 2017-10-18 14:42 | 狛さんたちのおはなし | Comments(0)

最近、忘れていた(笑💦)自分で自分を整えること。

久しぶりにてあてをして、優しく体を撫でてゆく。

そして、とっても久しぶりに川へゆく。

私は山の神と通じる川が好き。

私は緑が好き🌠

この世は素晴らしいと教えてくれる💫
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# by denmosou | 2017-10-09 23:11 | | Comments(0)

陶造

ロクロをする。
乾燥中にてびねりをする。

一度に2つのことをするのは苦手なのに
全て繋がっていると感じてから
ものごとが少し楽になった。

特別なこともなく、特別なひともなく
みんなおんなじ。
ただ感じる。
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# by denmosou | 2017-10-03 16:12 | 日々 | Comments(0)

イキモノたちをつくるときは
コントロールが出来ません。

分かっていたはずなのに、どこか気になって
私のつくるものは天国なのか地獄なのか…

天国をつくろうと手を動かせば動かす程
なんだかおかしな感じに。
そうか…やっぱり委ねるしかないんだと
そして私のつくるものは地獄ではないんだと
(かといって天国でもない)
光なんだと、つくって感じる。

私にとって、ものをつくるということは自己表現とは違う。
目も鼻の位置も全て土が教えてくれる。

楽しく土とイキモノと心でお喋りしている。

地獄に居た子だったとしても、今は光なんだと思う。

楽しく誰かのおてつだいがしたくなって
きっとうまれてきたのだろう。

私のつくるものは
私にはどうもできないのかもしれない。

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# by denmosou | 2017-09-25 17:57 | 大切なこと | Comments(0)