案内人

※ぽわんと浮かんだおはなしをのせています。


昨夜、枕元にちいさな気配を感じました。

ちいさな ちいさな 気配。

それは 白亜の森への案内人で
それは わたしたちの身近に実は存在している
太古のうまれたばかりの森への案内人で
それは わたしたちの足元に
本当に存在している森たちへの案内人でした。

わたしはその存在に気付きながら
見て見ぬふりをしようか
それとも受けとめようかと迷ったのです。

誰だって
未知なることがおきればおじけづくでしょう。

誰だって
自分の中にあるものを引きずり出されれば
目をつむるはずでしょう。

闇の中…
ちいさなちいさな案内人は

精いっぱい何度も何度も、跳び跳ねました。

ちいさなちいさな案内人のちいさなちいさな音色は
わたしのこころの奥底にぽちゃんと落ちました。

けれど わたしはすぐには動かなかったのかもしれません。

いえ…もしかすると すぐさま駆け出したのかもしれません。

朝起きるとその記憶だけがごっそりなくなっておりました。

ただ、枕元には
ちいさなちいさな案内人の
ちいさなちいさな跡がありました。

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by denmosou | 2018-05-18 15:06 | 狛さんたちのおはなし | Comments(0)